いまするべきこと


今、このコラムを読まれているということは、高齢の親族の行く先を思い、どのように準備すべきか、何か指針を求めていらっしゃいますね。親や高齢の親族が、自分のことを、自分で決められるうちに、準備しておきたいと思われる方へ、お役に立てる情報をいくつかピックアップします。情報を収集し、あらかじめ相談してあれば、いざという時の心の余裕になります。今回のコラムでは、高齢の親のために準備を共に行うことを想定してみました。
「自分は」
自分の葬儀をイメージしてみましょう。そのうえで、ご両親にもイメージしてもらってはいかがでしょうか。あらかじめご本人がお考えになっていれば話が早いのですが、そうではない場合、こちらから話の口火を切るには話しづらい話題です。「自分は」で話すと、相手も話に乗ってきやすいので、先ずはご自分から。
最後のパートナー
病院や施設で亡くなった場合、ご遺体を病院から安置所まで運ばなくてはなりません。長い時間病院にご遺体を置けないため、できるだけ早く移動することを求められますので、葬儀会社が決まっていれば、すぐ依頼することができます。ご自宅のそばやご実家のそばなど、具体的に葬儀を行う場所をきめておくと宿泊施設の情報なども予め収集しておけますね。
最後のわがままを言ってみて
では、どのように情報収集していけばよいでしょうか。今は、インターネットで様々な葬儀のスタイルを見ることもできますし、様々な葬儀会社のHPを閲覧できます。最初のイメージに近いスタイルの提案をしている葬儀会社を見つけたら、資料請求してみましょう。ぜひ、具体的に見積もりを出してもらい、複数で比較検討されることをお勧めします。比較すると、実際にかけるべき費用や相場がわかり、よりご自分の希望に近い葬儀を準備できることと思います。どのような形でご自身の最後のわがままを実現するか、よく考えてみてください。
誰とさよなら?
最初にイメージする際に、規模も考えておくとよいでしょう。家族葬といって家族だけで行うのか、一般葬といって故人の会社関係者、友人などもお呼びするのかで葬儀のスタイルも変わってきます。これによって、葬儀の規模が決まってきて、結果全体の費用も決まってくるのです。費用は葬儀全体の規模で変わります。家族葬か一般葬か、通夜と告別式の両方を行うのか、また祭壇の大きさなどで大きく変わります.
忘れがちなのが、列席する親族が遠方にいる場合の宿泊場所です。夜伽のための部屋は宿泊施設ではないため、大人数ではとまれない場合が多いのであらかじめ調べておく必要があります。葬儀会社で紹介してもらうのもよいでしょう。提携している施設であれば、送迎サービスや料金の割引もおこなっている場合があります。
まとめ
最近では終活がだいぶ浸透し、ご自分で準備しているかたも増えました。しかし一人で行っていると、残された人々に必要な準備としては足らない部分も出てきます。また、その過程を共有することで、互いの理解を深めることもできるでしょう。ぜひ、いろいろな人の手を借りて準備を進め、よりよい最後に備えていけるとよいですね。
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